エロラノベの自炊をしてみた記録 その2
http://ccf-squarelab.blogspot.jp/2012/09/blog-post_11.html
の続きです
今度こそ作成したHTMLからEPUBやその他の電子書籍用フォーマットを生成する段階。
ツールは電子書籍の生成と管理を行える
calibre - E-book management
http://calibre-ebook.com/
を採用。えふすくはPortable版を使ってPortableAppsのランチャー経由で使えるようにしている。
① まず、問題のHTMLをドラッグ&ドロップでcalibreに登録する
送るのはHTMLファイルだけでいい。
登録が完了すると、これはHTMLファイルと画像ファイルをまとめてZIPに圧縮したものとして保管される。
② 書籍情報を編集する
編集したい書籍を右クリック、[書誌を編集]→[書誌情報を個別に編集]を選択すると書誌編集画面が現れる。
ここで必要な情報を入力する。必要なものは
- タイトルとタイトルソート
- 著者と著者ソート
この2つを入力した後、[書誌情報をダウンロード]するとAmazon.co.jpからこれらをキーにした書影や書籍情報が自動入力される。ソートキーが合わないと出ないので、Amazonでの表記に気を付けて入力すること。
③ 好きな電子書籍フォーマット(ここではEPUB)に変換する
書誌情報が揃ったらいよいよ変換。右クリックで[本を変換]→[個別に変換]を選択。
あとは[EPUB出力]タブにした後[OK]でEPUBへの変換がすぐに完了する。
EPUBフォーマットに書籍ができていることがわかる。
④ 完成したEPUBを読むには……
calibreにはEPUBリーダーが内蔵されているので、そのままダブルクリックでもいいのだが、逆にエクスプローラへのドラッグ&ドロップで任意の位置に出力することができる。
出力したEPUBファイルはローマ字になっているので、日本語に直してから(直さなくていいけど)好きなデバイスに移して好きなEPUBリーダーで読むことができる。
個人的なお勧めはAndroidタブレットに移してCopperReaderというEPUBリーダーを使うこと。これは縦読みが可能なうえに段組みができるので文庫だったはずのエロラノベをノベルズのように読むことができたりしてなかなか新鮮な体験ができる。
以上が私の長いエロラノベ自炊の記録である。正直フラットヘッドでは辛いものがあるが、前述の通り挿絵のないエロ小説などは非破壊でスキャンができる可能性が高まる。
私も次回からはADFの用意されたスキャナを購入してから臨みたいのだが、やはり予算と校正(画像だけなら不要なんだが……)の問題が……
私だけのケースであり、実はいろんなところで設定に微調整を加えているはずなのだが、執筆に当たってはすっかり忘れてしまった。もしかするとこの手順のままでは詰まるかもしれない(滅殺) よっぽど致命的ならFAQ追記も考えるので質問等も受け付けたい。
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